日本在住でレイオフされてやったこと
diary diary
Published: 2023-03-13

はじめに

会社で全体の28%の社員のレイオフが行われ、僕も日本に住みながらそれに巻き込まれました。

https://www.gitpod.io/blog/building-for-the-long-run

僕が所属していたGitpodという会社はドイツの会社ですが、僕自身はHR等だけを行う日本法人に所属していました。 そのため、解雇も日本の労働基準法に従う形となります。

あまり体験することがないと思うので、現状までにやったことを残しておこうと思います。

あくまでも僕はエンジニアであり、この種の専門家ではないです。 もし実際にこの記事を参考にするときはご自身でも調べることを強くおすすめします。

本記事ではレイオフを解雇予告なしのいわゆる即日解雇を指しています。

やったこと

まずはメンタルを崩さないようにがんばりました。人それぞれだと思いますが、僕の場合はちゃんと寝る、外の空気を吸うなどしてました。

  • 解雇へのサイン
  • 無職に向けて必要な書類の入手
  • 国民年金、国民健康保険の手続き
  • 失業保険受給の手続き
  • 転職活動

解雇へのサイン

ここで言うレイオフは解雇予告なしの即日解雇になります。 僕の場合は特に不当解雇という点で争うことはしなかったので、普通にサインしました。 解雇予告手当、会社都合の解雇であることについては個人のレベルで確認しておくと良いと思います。 解雇予告手当は解雇日が言い渡された日までに支払われている必要があります。 今回は僕はしませんでしたが、必要であればサインの前に労働基準監督署に相談するのも良いかもしれません。

ちなみに労働基準法などを英語でやり取りするのは大変でした。

無職に向けて必要な書類の入手

必要な書類を解雇した会社に要求しました。これらは結構すぐに必要な書類になります。退職日から10日以内に入手しました。

  • 離職票ⅠとⅡ
    離職区分が3A1、離職理由コードが311であることを確認しました。これは会社都合が退職を示して、後述の手続きに影響します。
  • 雇用保険被保険者証
  • 健康保険資格喪失証明書

国民年金、国民健康保険の手続き

退職日から14日以内に行う必要があるみたいです。 マイナンバーと年金手帳、健康保険資格喪失証明書、印鑑を持って、役所に行くとよしなにしてもらえます。

会社都合の解雇のため、国民健康保険がちょっと安くなる可能性があります。 ただ、それは後述の雇用保険受給資格者証を手に入れてもう一度行く必要があります。

また、不安であれば住民税についても聞いてみると良いと思います。

失業保険受給の手続き

離職票と雇用保険被保険者証、マイナンバー、印鑑、通帳を持って、ハローワークに行くとよしなにしてもらえます。 大きめのハローワークじゃないと処理できない場合があるみたいなので、事前に調べると良いと思います。

会社都合解雇のため、待機期間が7日ですが、即日もらえる形ではないのでこのお金を頼りに生活を考えるのは危ないです。 また、年齢ごとに上限金額が決まっています。

国民健康保険を安くするために、できるだけ雇用保険受給資格者証をできるだけ早くくださいと言って1週間で手に入れました。

転職活動

とにもかくにも一瞬で職を失ったので、ツイッターを使って転職活動をしました。 このツイートをもとにカジュアル面談を設定してもらって、いくつかの企業の選考を並行して行いました。 労働者のときよりも精神的に厳しい状態が続きました。

残念ながらレイオフは良い印象を持たれません。 解雇のときの面談でパフォーマンスに問題がないことはわかっていたので、マネージャーにLinkedinで推薦文を書いてもらいました。

僕の場合は解雇されてからおおよそ1ヶ月で次の会社を決めました。

全てが終わった後

正直もう二度と体験したくないですが、転職活動等の全てが終わった後は長い休みです。 僕の場合は1月末から3月いっぱいは無職です。 この記事を書いたり、OSS活動をしたり、本を読んだり、ラズパイで自宅K8sをやったりしています。

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